丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

諸橋轍次記念館


道の駅漢学の里に併設されている諸橋轍次記念館を訪問。
諸橋轍次は、明治16年南蒲原郡四ツ沢村(森町村→下田村(しただ)→三条市)に生まれ、
戦争などの幾多の苦難を乗り越え、世界的な大漢和辞典を編纂した、偉大な漢学者。
しかし、一般的には、マイナーな事に加え、季節的や時事的な要件もあり、
訪問時、来館者はおらず、すぐに映像を上映していただく、
3本で40分余りのビデオを鑑賞。
博士の99年の歴史、大漢和編纂への苦闘が伝わってきました。

コの字型の展示室、展示品はあまり多くないので、すぐに見終わってしまうのが難点。
 
昭和35年、全13巻が完成し、発売する時の広告、各巻5000円。
ちなみに、その年の大卒初任給は13080円。


現在も売られていて、定価は、全15巻で252000円。

大漢和辞典ウィキペディアでは…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BC%A2%E5%92%8C%E8%BE%9E%E5%85%B8


生家にも寄りましたが、さすがに冬は、開いていませんでした。
諸橋家は、教育一家で、少年轍次はお母さんが聴かせてくれる話が大好きで、中でも西遊記が一番のお気に入りだったそうです。

諸橋邸から見える八木ヶ鼻、孫悟空が生まれた花果山を重ね合わせて、中国に思いをはせていたそうです。