「石楠花トンネルは、1995年6月16日供用が開始された。
しかし、2002年7月台風6号による豪雨の為、石楠花トンネル付近の地下で地すべりが発生。片見トンネルから石楠花トンネルまでの2トンネル2橋梁を破棄し、災害復旧工事として既存のきびたきトンネル途中から分岐し石楠花トンネルの坑口まで旧ルートの南側の山中を貫く新しいきびたきトンネルが建設され、2006年4月3日より供用開始した。」
思い立って、1月以来の訪問です、FA宣言後は、仕事の実時間の減少から、今まであまり行けなかった所に積極的に出かけています。
収入2/3、仕事時間は1/8です…そんな、自分語りはさておき…
今回は、東側から侵入です。
平日の日中で、車の通りは少ないのですが、道路に加工が施されているので、車がトンネルに入ってくると走行音が響き渡ります。
きびたきトンネルの洞内分岐です。
左が現道、右が旧道です。
現道は、トンネル内とは思えないような急カーブです。
旧道は単管が組まれシートで塞がれています。
特に立ち入り禁止でもなかったので、旧道へ進みます。
路面は、部分的に壁面から流れ出た水が凍って大変に滑りやすくなっています。
フラッシュをたいて撮影しているので、明るく見えますが、実は真っ暗です。
フラッシュを焚かないとこんな感じ。
足もとも見えない位の暗さです。
突き当たりです。
右の白いドアには、南京錠がかかっていました。
振り返って撮影。
流れ出た水が凍りついています。
天井を見上げます。
現地では、流れた錆の後が血のように見えました。
使われなくなったトンネルの血の涙のようです。
さて、突き当たりの封鎖部分、白いドアの上と右のコンパネの下には隙間がありきびたきトンネルの先を見る事が出来ます。
ドア上の隙間から、きびたきトンネルの先を見る。
いくつもの氷柱が立っています。
コンパネ下の隙間から
その先、片見トンネルは、完全に閉鎖されています。