丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

お姫様川


川の堤防に古びたゲートがあります。
ここから先へは、用水路然とした川が流れていて、さほど気にしていなかったのですが、川の名前を聞いたら、お姫様川と言われました。
その昔、この奥の家から、殿さまに嫁いだ人がいたんだろうな。
川の源流は、正面のひとつ山通称「たかっちょ」の右側から流れていて、最深部は、11年7月の豪雨による大規模な土砂崩れが発生していました。

サビサビのゲートです。
右の川は、駒出川(こまいでがわ)
昭和30年代は、今の3分の1位しか川幅が無かったそうです。
その頃の洪水で北五百川大橋が流された為、川幅の拡張が行われ、3分の2位になり、
川が、ゆるく右に蛇行する辺りには内側に渕があって、緩やかな地滑りが起こっていました。
その為、河床に巨大なコンクリートブロックを置き、平成年代に入ってから、現在の川幅に拡張されました。

奥に見える橋が北五百川大橋


11年7月の豪雨の時は、橋桁まで水が着たそうです。
上流からは、樹木が次々に流れてきて、上手く下をくぐっていったそうです。

下流、この先で駒出川と合流します。



山神社

山神社を上流方向から振り返って撮影。
右の杉木立の間に見えるのが、山神社

人里に下りてからは、用水路みたいで面白みがありません。
用水路は、突き当たりで左に曲がって画面上に写っている民家の脇へ進みます。

民家の横には、3連の砂防堰堤
むかし、ここには岩魚が住んでいましたが、現在は不明です。
何度もかいていますが、11年7月の新潟・福島豪雨は、山間部河川の生態系に大きな打撃を与えたらしく、本当に魚が少なくなっています。
以前は、魚が住んでいた渕も、魚影が見当たりませんでした。


人里を離れました。
ここより奥は、初めての訪問。
木津商店横の用水路然とした流れからは、想像もできない川幅になっています。
下流から5番目の砂防ダムです。

建設中の砂防ダムです。

三連の小瀑落差は、それぞれ1メートル位。

建設流の砂防ダムその2。
今のところ、最上流の砂防ダムです。

放棄された水田。
まだ、そんなに年数は経っていないようです。

放棄された水田その2
頑張ればここまで車で来ることも可能ですが、工事の邪魔になったり、農耕の邪魔になるので、車は、木津商店前の駐車場に停めましょう。


ここから先は、倒木で危険と判断し、撤退しました。
正面奥がお姫様川の源頭部。
尾根には、ぶなの道が通っています。

振り返って撮影。
所在地:新潟県三条市
訪問日:2013年5月4日