丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

奥羽本線「峠駅」

秘境駅訪問シリーズ第3弾

奥羽本線山形線)の峠駅
待合室から、板谷トンネル方向を望む。スイッチバック、上り線、下り線の3つのトンネルが口を開ける。
 
峠駅を駆け抜ける山形新幹線、下り米沢方面行き

上り列車、福島方面行き
 
古ぼけた峠駅の看板と待合室内部。


峠駅
ホームに立つと何となく違和感を感じる。
静寂が支配している、滴の音と、時折屋根から落ちる雪の轟音以外聞こえない。
世界には、自分しかいないのでは…と、言う錯覚に捕われる。
その、静寂を破るように、遠くで踏み切りが鳴る。
どうやら、現れるようだ、違和感の主が…
ホームに俺が居るのが判ったのだろう、警笛を鳴らして山形新幹線が、シェッド内に侵入してくる。
あっという間に板谷トンネルに吸い込まれていった。
違和感は、レールの幅、山奥の無人駅に新幹線サイズのレールのミスマッチ。
新幹線の上下線をやり過ごし帰路についた。
力餅は、次回のために取っておこう。


道すがら
板谷集落までは、舗装がのぞいていた、また、雪壁の高さも50センチ程度だったので、これは行けると楽観視していた。
県道を進むと、峠駅へ向かうT字路があり、4WD車以外通行禁止の看板が。
まぁ、なんとかなるだろう、と、進入。
 
林道然とした、緩やかにアップダウンを繰り返す、緩んだ雪道を、3キロ弱。
目的の峠駅に到着した。
結果的に、何とかなったが、数日前なら、スリップして登れなかったかもしれない。
もし、この季節に訪問するなら、それなりの覚悟が必要だろう。
所在地:山形県米沢市
訪問日:2009年1月29日