丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

山の井公園


安積采女(うねめ)伝説発祥の地
およそ千余年前、奈良の都から葛城王が、地方視察、監督の為陸奥の国安積の里に着任した。
里人は、王の機嫌が悪くならないようにもてなしたが、機嫌が悪くなるばかり。国司は美人で評判の春姫を召しだした。春姫を気に入った王は、帝の采女として召しだすよう申し渡した。
里を離れる事になった春姫は、悲嘆にくれたが、里の人の為と諦め、都に上った。
猿沢の池の畔で月見の宴が開かれたとき、入水したと見せかけ、安積の里に逃げ帰った。
逃げ帰ってきたものの、都からの後難を恐れた里人の冷ややかな眼差しに困惑、愛する許婚はこの世におらず、悲嘆にくれた春姫は、許婚と同じ山の井の清水に身を投げた。
二人の永遠の愛が地下で結ばれ花になったのが、花かつみという花といわれている。
  
采女神社