丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

鼠薬師

鼠薬師、標高284メートル
その昔、付近の村々に鼠が大量に発生し、村人が大変に困っていた。偉いお坊さんが念仏を唱えると鼠は、その山へと登っていきどこかへ消えてしまった。その時からその山は、鼠薬師と呼ばれ、人々の信仰を集めた。祭りの時には、麓から山頂まで提灯の列が続いたと言う・・・
二十数年ぶりに鼠薬師に登ってみた。その変貌振りに月日の流れの残酷さを改めて知った・・・右奥の高い山が鼠薬師、なんか、おっぱ○みたいな形ですね。
 
八木スキー場へ到着、昔は、鼠薬師の山頂からスキーが出来るようになっていたが、今は、ロープ小屋以上は林状態。スキー場中腹から振り返って八木ヶ鼻を撮影、左の杉から右側はもう一本の杉以外木は生えていなくて、下の畑や八木ヶ鼻がもっとよく見えた。
わらびとか、山野草とか。

スキー場山頂から粟ヶ岳、いい湯らてぃ方面、守門岳、長野温泉方面

スキー場の山頂には大きな松の木が数本立っていたが、松くい虫にやられ、無残な姿を晒す。山頂を望む、若い松の木が育っている、急な坂、両側には大きく育った雑木、以前は、麓から登山道が見えていたものだが・・・

山頂、信仰の山も今は昔、朽ちた山頂の標識に時の流れを憂う。

スキー場の山頂に戻ってきた俺を迎えてくれたのは、クマ蜂、どうやら小さな虫を捕らえるのに夢中でこちらに気付かない模様。お願いですから、どいてください。