丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

第二剣桂橋下、謎の石垣

4月の訪問時、第1剣桂橋下の作業道とともに、見つけてはいたのだが、急な斜面を渡ってゆく術が見出せず、そのときは、断念した。

4月訪問時第二剣桂橋より撮影、中央付近に石垣が写っている。
その後、ネットや図書館でこの先に旧道が続いているのではないか?と、調べたものの、そのような記述には、ついに出会えなかった。
今回、偶然(無理やり)有休が取れたので再びこの地を訪れた。


気温は0度、落ち葉の上にうっすらと雪が積もっている。
取り付く場所を求めて、橋の上から斜面を覗き込んだ。
前回訪問時には見出せなかった道が、うっすらと積もった雪により、九十九折れを描き出していた。
また、その道は、橋の下から伸びているようだ。
まずは、そこにたどり着くべく、細い木を頼りに斜面を下る。
しかし、斜面はそれなりに急で、一歩間違えば数十メートル下の沢まで一気に転げ落ちてしまうだろう。
携帯は圏外、寒風吹きすさぶこの季節に、わざわざ橋の下を覗き込む物好きもそんなに居ないだろうから、事故は、即昇天。慎重に斜面を下り土台へ。

その先は、写真の道が斜面を下っているが、沢まで行かないうちに不鮮明になる。
ここまで来て思った、寒い・・・帽子や手袋、風を遮る上着を用意して来なかった迂闊な自分を呪った。余裕でフリースでした。
2回曲がってから、落ち葉が積もる柔らかい斜面を数メートル進む。
半年の月日を経てようやくたどり着いた。

 
苔むした石垣、落ちてきた岩も同様に苔が生えている。

末端は、斜面の崩落により破損が進む。その先には、道のような地形は見出せなかった。

剣桂橋は、遥か彼方。


結局、どんな目的で造られた石垣かは、未だに良く分からない。
しかし、第一剣桂橋の作業道と同じような造りの石垣ということが分かった。
甲子道路は、何度訪れても飽きない。