丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

御霊櫃峠


太平洋と日本海を分ける分水嶺に位置する峠。
前九年の役源義家の東征に従った鎌倉権五郎景政近くの賊徒を征伐したことから、その御霊を御霊櫃峠ふもとの神社に祀った。その後、災害が相次いだため、山中の櫃の形をした大石に神霊をうつして祈願したところ、五穀が豊かに実ったので、それ以来里人はこの大石を御霊櫃石と崇め、この峠を御霊櫃峠と呼ぶようになった。
写真右手の真ん中に道が付いた山には、会津戦争の保塁跡が残っています。海抜1000メートルに満たない峠だが、常に風が吹きぬけるため、森林限界を超えている。6月上旬には山つつじが咲き誇ります。
ここを訪れた11月15日の午後から冬型になるという予報が出ていた。山は風がうなり、ものすごい速さで雲が流れてゆく。峠は、もちろん俺の貸切。こんな日に峠に来る物好きは俺位か・・・
 
御霊櫃石。
本当に大きな石。長い年月で上に積もった落ち葉を拠り所にして木が生えている。
山頂に車を止め登山道を下った、山頂に近いところにあるだろうと思って・・・これがミスジャッジ・・・そのまま、九十九折れの車道に合流する、さらに登山道を下るその下の車道から数メートルの位置に大石があった・・・また、ここを登るのか・・・「今日これから仕事なのに・・・何やってんだろう俺・・・」と自問自答しながら山頂まで戻りました。