丸子山な日常

丸子山な日々を綴ります。

奥羽本線「大沢駅」その1

秘境駅訪問シリーズ・・・いくつだったか忘れた


奥羽山脈越えの4連スイッチバック駅の最も米沢側の駅。


福島県側の天候は雨、東栗子トンネルまでは、登るにつれて雨の量が増してゆく、
トンネルを抜け、山形県にはいると雨が小降りに、西栗子トンネルを抜けるといきなりの晴れ間。
国道13号線から林道然とした狭い道を20分程度進むと、大沢集落にたどり着く。
集落の一段高いところに、トタン葺きの長い建物が見えた。
赤岩を除く3駅には、共通の三角屋根のスノーシェッドがあり、正直見慣れたと言うか見飽きたと言うか・・・

駅直前の橋の上から三角の屋根が続くさまは、まるで万里の長城のよう・・・この中は、現役の路線。
 

旧駅のホーム、奥に見える三角屋根の中に現役のホームがある。
赤茶けた駅名表示、後何年持つのだろう?

 
列車止め、だが、顔にしか見えない、きっと夜になると歩き出すのだろう。
木々に隠れるようにSLの給水塔が現れる。


ホームに向けて歩き出す、聴こえるのは、木々を揺らす風の音だけ。
この日は、終日晴れていたのだろう、風が心地よい。
そんな静寂を破るように踏み切りの警報機が鳴り始める。
時間的に、この路線を我が物顔で駆け抜ける主が来たのだろう。
など、いかにも冷静に行動したように書いているが、実際は、「新幹線キタ〜!!」位の勢いで走った。



まさに銀色の矢、山形新幹線つばさ。
全然本気を出していない新幹線は驚くほど静で、警報機が無ければ接近に気が付かないかもしれない。
その2へ続く
所在地:山形県米沢市
訪問日:2009年6月21日