山岳名:日和山(ひよりやま)
標 高:3メートル
訪問日:2017年12月17日
国土地理院の地図に載っている山としては、日本一低い山。
漁の出港を計る為に造られた築山でかつては6メートルの高さを有していた。
1996年大坂の天保山(4メートル)が地図に再掲載され低い山の地位を譲った。
2011年3月11日、東日本大震災の津波で洗われ地図から消滅した。
2014年地域住民が砂利を積み上げた事により再び山として認定された。
2012年3月以来2度目の訪問、前回訪問時利用した、高砂橋から七北田川沿いの道路は通行止め。
仙台東部道路仙台港ICから海へ向かう大きな道路からのアクセスでした。
駐車場からは、仮柵に囲われた道を進みます。
この先、左に曲がると堤防の土手。
堤防の土手を登ると造成中の土手の上へ。
堤防の尾根筋を進むとその先に日和山。これは裏側なので、左の看板の先に廻り込みます。
背後の風景も前回訪問時はまだ津波で流された建物の土台が残っていましたが、すっかり更地になっていました。
登山道全景。
日和山登頂!
この年は、富士山の剣が峰にも登頂したので、日本一高い山と日本一低い山の両方を制覇した年になりました。
空多めで山頂から太平洋を望みます。
山頂からパノラマ撮影。
穏やかな冬の午後の海をぼんやりと眺めていると、あの日どす黒い海が押し寄せてきた場所とは思えない。
登山道の傍らには、かわいいバス停。
こちらは、前回訪問時の書き込み。
この時から5年以上が過ぎ、俺もこの地も少しずつ震災の記憶が薄れているのではないかと感じた訪問でした。