杉の植林地を抜ける。
この辺は、地形が安定しているのか、当時の街道がそのまま残っている。
車が楽に通れる位の道幅。
天候とも相まって気持ちがいい。
そんな、街道歩きも僅か数百メートルで、古い崩落地形に出くわす。
路盤が丸ごとなくなっていて、踏み跡は、一直線に上を目指す。
周辺と異なり、この辺りには、大きな木が生えていない。
石垣?なのか、石が並んでいるだけなのかよく分からないが、どうやら、街道へ復帰したらしい。
右に行ったはずの街道筋は、なぜか、左から現れた。
が、すぐに踏み跡は街道を離れ、直登開始。
どうやら、九十九折れを嫌って、直登する道をつけたセッカチさんがいるらしい。
急な上に、北側斜面なので、落ち葉が湿って滑りやすい。
再び、街道に復帰。
右側へ向かっている溝が登山道。
この辺りで、11時30分を過ぎた、この後、3時までに東北電力ビッグスワンスタジアムへ、行かなくてはならない。
そろそろ、撤退の時期を睨みながら、上に見えている尾根まで行こうと、歩を進める。
で、進めながらいつもの事を思った。
「歩いた分は、戻らなければならないんだよなぁ・・・」